【会期】2021年1月3日(土) – 1月25日(月) 11:00 – 18:00 火曜定休
【場所】gallery nichinichi
木地師・仁城義勝が引退する前の最後の個展が、gallery nichinichiにて開催される。
仁城さんは言った、
「樹と向き合い器をつくることを通じて、自分の心の奥深くへと、旅をすること。特別なものをつくるのではなく、心を感じてもらえる器の姿を木の内に見いだすこと。それが私の仕事だ。ロクロの仕事を始めるときに、頭のなかに仕上げたい形のはっきりしたイメージがない。木に応じて挽く。そうして木と話し合いながら形が段々と現れてくる。自分の手が鉋をもって木を削るではなく、手と鉋が木自体に動かされているような気になるときがよくあるのです。仕事するよりは、遊ばしてもらうという感じ。私が木に甘えている。特別なことを表現するとか、自己表現に満ちたものを造る気持ちは一切ありません。私が見せたいものはそういった特有なものへの思い、憧れ、欲を切り捨てた後に残ったものです。」
ギャラリーになかなか行けない状況を鑑み、定番を中心とした作品の一部は、1月3日(日)よりVIEWING ROOMで公開される。今回は若い頃の作品や蔵出しの作品なども会場にて特別に展示販売される。
また、1月13日(水)には、京都精華大学に、美術家の小松敏宏氏、文筆家の米原有二氏を交えたトークイベントをオンラインで開催される。「美しいは人間が作った言葉でよくわからない言葉のひとつ」と、無垢な姿勢を求め続けた仁城さんに、つくること、生きることを伺うことができる。
イベント情報 | |
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イベント名 | 仁城義勝 木のうつわーありがとう、仁城さん!展 |
日時 | 2021年1月3日(土) - 1月25日(月) 11:00 - 18:00 火曜定休 |
場所 | gallery nichinichi(京都市上京区信富町298)>>> Googlemap |
参加費・入場料 | 無料 |
EVENT
20.12.26 SAT 09:58